私は昨年の6月からジャズヴォーカルスクールに通い本格的な歌の勉強を始めました。同時にピアノを習い始めました。ピアノは歌の勉強をサポートする為です。
しかし50半ばにして始める習い事はなかなか捗りません。特にピアノの習得は難関です。それでも始めた頃は日に日に上達していることが分かりました。簡単なコード進行の曲であればベース音とコードで自己満足の弾き語りをするまでには、さほど時間を要しませんでした。
何でもそうですが、始めは少ないエネルギーでも進化・上達できたものが、ある程度進むとそれ以後は大量の時間とエネルギーを割かないと上達しなくなります。もっと進むと技量を維持するだけでも大変なことになります。洗心でも同じことが言えると思います。ボクシングの世界チャンピオンが更に技術に磨きをかけるのは至難の技ですが、ボクシングを始めたばかりの人が3回戦ボーイになるのは早いでしょう。
省エネの進捗度も同じです。自動車や家電製品、工場などの日本の省エネは世界の追随を許しませんが、これまでになるのは大変な時間が要しました。
今から18年前の1990年の時点(京都議定書の計算基準年)でも日本は省エネの優等生でした。この世界チャンピオンの日本に欧州は、今後ももっと省エネを推進しろとノルマを与え、デビュー前(1990年)の彼らは3回戦ボーイ程度のノルマで甘んじようとしたのです。
これが京都議定書のペテンの実態です。
|