演出される御法度 |
「超越」について筆を進めていて「御法度」にまで思考が及ぶと、いろいろと不思議なことが多く起きてきます。
最近の私は御法度を出しまくっています。ここ2ヶ月弱で3年分ほどの御法度を出してしまいました。ともかく腹の立つことが次々と起きてきて、私の人生の方向性を左右するようなことも絡んできています。
そういう訳で、「超越」につきましては先月で終える予定で、今月は以前連載していた「常識を疑う」の書き残しをつづろうと思っていました。それで先月の文書の最後には ― 終わり ― と書いたのですが、どうももう一回、余談を書かなければならないようです。
|
****************************** |
演出される御法度
本当に面白いもので、意識の持ち方ひとつで自分の周りに起きてくることが演出されていくのは間違いのないところです。
深層意識の中で或ることを深く考えていくと、そのことについての意識が研ぎ澄まされてきます。普段ですと何となくやり過ごしてしまうことが、そのときは深く考えたりすることになります。判断力も長けてきていて出来事は学びへと繋がりやすくもなります。
それで自分の人生の脚本も急いで書き換えられたり、いろいろな人を脇役として配備されたり、様々な現象を起こしたりということが計画されていきます。
これは私の経験から確信していることですが、何かを天や自分に向かって宣言したりすることでも周りの状況が動き出すものです。
どこかで書いたかもしれませんが、以前、私は腹立ちを起こすことはもう止めたいと、瞑想をしながら念じていたことがありました。毎日毎日そう願っていました。
そうしたら、しばらくしてから逆に腹の立つことが次から次へと起きてきたのです。余りにも腹の立つことが起きるので怖くなってしまい、腹立ちを起こさないようにという意識を持つことは止めにしたのですが、そのとき感じたことは、明らかに自分の願いがある意味で届いて、「それではちょっとテストをしてみましょうか」という天の意思が働いたのではないかと思っています。
テストの御仕組み
私がまだ大学を出て2年ほど経ったころのことです。そのころはまだ宇宙の法則など知らない人間でした。
岡山に住む大学時代の友人に招かれて東京の友人とふたりで結婚式に出席したときのことです。披露宴を終えて翌日、新郎・新婦と友人と私の4人で、外出先で食事をしました。食事代は私がもったのですが、代金を支払うときに5千円札をだしました。そしてお釣りをもらって歩き出して「あれっ」と思いました。お釣りに5千円札が入っていたのです。
今でしたら100%反射的にお釣りが多いですと申し出るところですが、そのときは「儲かっちゃった!」という気持ちでした。皆にご馳走したので良いことが返ってきたとでもいう心境だったかもしれません。岡山の友人は新婦共々小学校の教師でしたが、笑っていましたね(この話、私の恥なので余りしたくなかったのですが、とても良い譬え話なので仕方ないですねぇ)。
それでそのことはそれ以来まったく忘れていました。しかし後年、30歳を過ぎてから宇宙には法則があることを知り、誠実に生きることの大切さとか、いろいろと考えるようになって、時々岡山での恥しい行動を考えるようになりました。
そしていつ日か、今度このようなことが起きてもずるいことはしないようにしようと何度も心に言い聞かせたのでした。すると、しばらくしてから会計時にレジでお釣りを多く出されることが相次いで起きてきました。本当に次から次へと、これでもかこれでもかと起きてきたのです。
「なるほど、そういうことか」とそのときは納得しました。これはテストです。そういうことを心に決めたのなら、それを実践できるかを試してみましょう、という訳です。これは私の魂が関与して起こしているのか、私の意思とは関係ないところで神々の意思として起こしていただいているのかは分かりませんが、私の「誓い」となんらかの関係があることは間違いのないところです。
このようなことというのは、私の人生で度々起きています。私の勤める会社での仕事などでも同じですが、ある願いを心に語ったり、誓いを立てたり、そしてそれを実行する意志と地道な行動の連続があると間違いないというぐらい確実に支援的な現象の現われとして出現してきます。
今回、超越や御法度について書いていて思考が深まって、自分なりに御法度について再認識をしていたところで、3年分ほどの御法度が一気呵成に出現してきたということができると私は判断しています。
どんな内容かは個人的なことなので控えさせていただきますが、それ自体はすべて最悪の結果という道は辿らずに、結果としては良い方向に向かっていると思います。まだ最終的な結果が出ていないので分かりませんが、冷静にすべてを受け入れることが出来ていますので、間違いないと思います。
結果オーライ
御法度が起きる現象というのは、戴いたときは自分にとって望まないこととして起きているように感じますので、そのときは腹を立てたり心配したりして御法度としてのエネルギーを出してしまうのですが、何事もすべて良き方向に起きているということが、宇宙の法則を実践していると段々と判ってきて、ちょっとぐらいでは動じないようにもなってきます(私はまだ修行の身ですが)。
私の昔の友人の話をしてみます。
コンピュータ・グラフィックの雑誌の編集長だった彼は、子供のころから天との直接の御繋がりがありました。彼は欲がなく自分の自慢もせず、それで彼がチャネリングを出来ることは私には、私と知り合ってから10年経っても言いませんでした。彼とはよく 宇宙の法則について語り合いました。
彼は編集長の仕事をしながら、宇宙の仕事を無料でし始めていました。
彼はある日、上司に自分はまだ自信がないが、後二〜三年したら会社を辞職して独立したいと話しました。
そうしたら彼の上司は、
「そんな意識で仕事をするのは困る。だったらいま辞めろ」
みたいなことを言われたのだそうです(もっといろいろと事情があるとは思いますが・・)。
それで彼はまだ自信のないまま会社を辞めることとなりました。彼はいま精神世界で仕事をしています。
そのときは心配だったことでしょう。みんな彼に同情したと思います。
でも、独立後間もなく、彼には多くのクライアントが付き、現在は世界中を飛び回っています。
宇宙は上司を使って彼を早めに宇宙の仕事に旅出させたのでした。
― 終わり ―
|
|